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    〜八王子市の公立小学校で1年間の実証研究。独自システムで個別最適な学びを支援〜

2026.06.25「運動神経」ではなく、「スポーツが好き」という心が子どもの学力を引き上げる。 スポーツが学力を伸ばす。「みらぼ」で非認知能力との相関を実証。
〜八王子市の公立小学校で1年間の実証研究。独自システムで個別最適な学びを支援〜

当社は、東京都八王子市立高嶺小学校において、当社独自の非認知能力測定システム「みらぼ」を活用した1年間の実証研究を実施いたしました。その結果、スポーツへの好意が「非認知能力(生きる力)」を育み、それが最終的に「学力の向上」につながるという統計的な正の相関関係を実証いたしました。教育現場の「個別最適な学び」を支援する教育DXツール「みらぼ」がもたらす、新たな教育の可能性についてお知らせいたします。

1. なぜ「非認知能力」の測定が必要なのか:激動の時代を生き抜く力

現代の教育現場では、テストで測れる認知能力(IQなど)だけでなく、挨拶や礼儀, リーダーシップ, 協調性といった「非認知能力」の育成が重要視されています。しかし、非認知能力は目に見えないため成長を実感しにくく、教育現場での指導の個別最適化が難しいという課題がありました。当社は累計20万人以上の測定データをもとに、子どもの見えない力を数値化(視える化)するシステム「みらぼ」を開発。本実証研究は、公教育の現場において児童のメタ認知(自分を客観視する力)を促し、成長を可視化する目的で実施されました。

2. 調査結果ハイライト:スポーツ×非認知能力×学力の関係性を解明

八王子市立高嶺小学校の児童147名(小学4〜6年生)を対象に、1年間にわたり年3回の「みらぼ」測定を実施し、以下の結果を得ました。

① 【学力との相関】非認知能力と学力の伸びに「正の相関(r=0.21)」を確認
1年間で非認知能力の向上が見られた児童は、学力も向上していることが判明しました。学力を伸ばすためには、土台となる非認知能力の成長が深く関与していることがデータで明らかになりました。

② 【スポーツとの関連】「スポーツが好き」な児童ほど非認知能力が高い
「運動を毎日している」「体育の授業が楽しい」など、スポーツに対する意識が高い児童ほど、非認知能力のトータルスコアが高い傾向にあることが分かりました。

③ 【メタ認知の向上】全項目の非認知能力スコアが向上
自身の能力を客観視することで、児童から「粘り強く頑張れた」「自分から動けるようになりたい」といった前向きな言葉が生まれました。「みらぼ」で成長を可視化した結果、対象児童の非認知能力(挨拶・礼儀、リーダーシップ、協調性、自己管理力、課題解決力)すべての力において、1学期から3学期にかけて向上が見られました。教員側も児童一人ひとりの現在地を知り、個別最適な学びを提供するためのツールとして活用されており、探究学習のプロセスにおいて確かな成果を上げています。

④ 【ライフスタイルとの関連】「運動習慣」が非認知能力を高く保つ
アンケートデータの分析により、日常生活の過ごし方や運動への意識が高い児童ほど、非認知能力のスコアが高い傾向(正の相関)にあることが判明しました。特に「スポーツへの好意」や「運動習慣」との間で強い相関が見られました。

■ 相関が見られた主な傾向(※相関係数0.2以上の項目を抽出)
・「運動を毎日している」(非認知能力トータルスコア:相関係数0.43)
・「授業以外でも運動をもっとしたいと思う」(同上:相関係数0.40)
・・「体育の授業が楽しいと思う」(同上:相関係数0.33)
・「スポーツや運動が大切だと思う」(同上:相関係数0.32)
・「失敗を恐れずに挑戦する」(自己管理力:相関係数0.29/トータルスコア:0.238)
・「休日の外遊びが長い」(非認知能力トータルスコア:相関係数0.248)
・「学習外のスクリーンタイムが短い」(個人スキル※自己管理力と課題解決:相関係数0.21)

※グラフの結論:1学期(1回目)から3学期(3回目)にかけて、児童の「非認知能力総合スコア」をはじめ、それを構成する個人・社会スキル、および5つの指標(挨拶・礼儀、リーダーシップ、協調性、自己管理力、課題解決力)のすべてにおいて、右肩上がりでスコアが向上したことが実証されました。

3. 現場からの声と当社担当者の想い

■東京都八王子市立高嶺小学校 研究主任 具島洋太 先生コメント

昨年度より貴社のみらぼを導入させていただき、年度も引き続き活用できることを大変嬉しく思います。本システムを活用し、非認知能力の傾向を視覚化して即時にフィードバックを行うことで、児童の目標設定や教師の指導資料としての効果を日々実感しております。現場では、子どもたちの変化を確かな手応えとして感じており、実際に児童からは『粘り強く頑張れた』『自分から動けるようになりたい』といった前向きな言葉が数多く聞かれるようになりました。自身の成長を客観的に見つめる『メタ認知』の力が育まれている証拠だと感じています。また、教師側においても、本システムを通じて児童一人ひとりの行動に深く注目できるようになり、個に応じたきめ細やかな指導がより一層充実しました。今年度も本システムの活用を通じて、子どもたちの非認知能力の向上を教育現場から支え、さらなる教育の質の向上を目指してまいります。

■リーフラス株式会社 担当者コメント

昨年度より実証研究に多大なるご協力をいただいている八王子市立高嶺小学校の皆様に、心より御礼申し上げます。今回のデータ分析により、『スポーツを楽しむ心が非認知能力を育み、結果として学力向上にもつながる』という相関関係を明確に示すことができました。これは、当社が創業以来掲げてきた『ココロに体力を。』という理念を科学的に裏付ける非常に意義深い成果です。 教員の皆様が児童一人ひとりに寄り添う『個別最適な学び』を実現するためには、見えない力を客観的に可視化するサポートが不可欠です。私たちは今後も『みらぼ』という教育DXツールを通じて、高嶺小学校の皆様の発展に寄与するとともに、全国の子どもたちが激動の時代をたくましく生き抜くための教育インフラづくりに全力で取り組んでまいります。

4. 今後の展望:教育DXで持続可能な教育エコシステムを構築

今回の実証結果に基づき、「運動・スポーツを好むこと」が「自発的な行動」を促し、「非認知能力の向上」を経て「学力の向上」つながるという因果関係について、さらに科学的な実証を進めてまいります。なお、高嶺小学校は今年度もパナソニック教育財団「2026年度(第52回)実践研究」に採択されており、引き続き協働してまいります。今後は単一校にとどまらず、行政や自治体、大学などと連携を図りながら、全国の子どもたちの「学びに向かう力の育成」に寄与する教育インフラとして展開を目指します。

■ 【調査概要】
調査目的: 探究学習のプロセスの中で、児童一人ひとりの非認知能力の変化を捉える
調査期間: 2025年4月1日〜2026年3月31日
実施校: 東京都八王子市立高嶺小学校
実施人数: 147名(小学4〜6年生)
実施方法: 当社独自の非認知能力測定システム「みらぼ」を用いた年3回の測定
参照: 「運動神経」よりも「スポーツが好き」という心が非認知能力を育む。

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