NEWS RELEASE

ニュースリリース

2025.10.16リーフラス社員 太田 浩喜 インタビュー

リーフラス株式会社では、福岡県内の幼稚園及び保育園を対象に、プロ野球OBによる「キッズ野球教室(ティーボール教室)」を無料で開催しています。今回は、この活動を企画した元西武ライオンズで日本プロ野球OBクラブ福岡県代表幹事の太田浩喜さんにお話を伺いました。

——この活動を企画したきっかけを教えてください。
「野球人口はこの10年で大きく減少しています。小学生は3分の2に、中学生は半分にまで減っています。公立中学校の中体連で部員が足りず、他校と合同で出場する学校も出てきました。
この課題を克服するには、未就学児から“野球にふれる機会”をつくることが大切だと考えました。子どもたちにまず一度、野球の楽しさを体験してもらいたい。そう思って始めたのが、この幼稚園・保育園での野球教室です。

——実際に教室を行ってみて、どんな手応えがありますか?
「これまでに約200回開催し、5,000人以上の園児が参加してくれました。
子どもたちは海外で活躍するメジャーリーガーのことは知っていても、野球をやったことがない子がほとんどです。でも“これがメジャーリーガーのやっているスポーツだよ”と伝えると、目を輝かせて積極的に取り組んでくれます。
『楽しかった!』『またやりたい!』という声も多く、中には女の子が『私、野球をやる!』と伝えに来てくれることもありました。」

——教室で子どもたちにはどのようなことを教えていますか?
「体を動かす楽しさだけでなく、挨拶や“相手を思いやる気持ち”も伝えています。挨拶や話を聞くときには、“話している人の目を見ましょう”と指導しています。キャッチボールでは、“相手が取りやすいところに投げよう”と声をかけています。
1時間の教室を通して、子どもたちが話を聞く姿勢や集合の仕方を身につけていく様子に、先生方も感動され、『勉強になりました』との声も多くいただきました。」

——今後の展望について教えてください。
「もちろん野球をする子どもたちが増えてほしい気持ちはありますが、それ以上に、スポーツが得意でない子も含めて、たくさんの子どもたちに“体を動かす楽しさ”や“スポーツの面白さ”を体験してほしいと考えています。自分に合った好きなスポーツを見つけて、長く続けてもらえたら嬉しいです。
幼児期にいろいろな種目を体験して欲しいと思い、今、新たな取り組みとして園の施設を利用させていただき、園児を対象とした園内スクール開校に向けての活動も行っています。
また、当社の強みである非認知能力測定システム『みらぼ』を園に導入し、子どもたちの成長を幅広く支えていきたいと考えています。
まずは福岡からモデルをつくり、将来的には全国に広げていくのが私の夢です。そして、国民的スポーツである野球を次世代へと継続させていくことを目標に、これからも取り組んでいきます。」

当社は、これからも子どもたちの心と体の成長をサポートし、スポーツの魅力を次世代へ繋いでまいります。