ニュースリリース

2023年9月より、リーフラスの一員になった太田 徹郎さん。柏レイソルやモンテディオ山形などで活躍した、元プロサッカー選手です。
サッカーの指導員というセカンドキャリアを歩みはじめた太田さんに、入社のきっかけや、サッカーとの出会い、新たなチャレンジを始める方へのメッセージをお伺いしました。
取材日：2023年10月19日　オンラインインタビューにて実施

——指導員として子どもたちにサッカーを教えて、約1ヵ月が経過しました。
　　実際に指導した感想や、難しいと思ったことを教えてください。

純粋に、子どもたちと一緒にサッカーをすることが楽しいです。
プロサッカー選手を引退後、数年間はサッカーとは関係のない仕事に就いていました。サッカーから離れてみて、改めてサッカーへの情熱を思い出しました。
現在、先生として子どもと一緒にプレーする楽しさを味わうことができ、毎日が充実しています。
ボールの蹴り方や止め方など、これまで自分の感覚に頼っていたものを、シンプルな言葉にして子どもに伝えるのはなかなか難しいですが、この1ヵ月間でコツをつかめてきたかなと思います。

——リーフラスとの出会いや、リーフラスで働きたいと思ったきっかけを教えてください。

引退後にソサイチ*に携わるようになり、そこで知り合った方に、リーフラスを紹介していただきました。また、現在東北支社に勤務している萬代宏樹さんとは、プロ時代チームが一緒だったこともあり、リーフラスの話を聞く機会もありました。
リベルタの先生は、初めてサッカーに触れる子どもたちに一からサッカーを教えて、好きになってもらう仕事。聞けば聞くほど興味を持ち、リーフラスで働きたいと思うようになりました。

*ソサイチ：南米生まれの7人制サッカー。老若男女問わず幅広く楽しまれている。

——ここからは、ご自身のことについてお伺いします。
　　サッカーを始めたきっかけは何でしたか？

幼稚園の年長の頃、仲の良かった友達の影響でサッカーを始めました。
当時は父の仕事の関係でサッカー王国・静岡に住んでいて、スポーツといえばサッカー、という環境だったため、サッカーを始めたのは自然な流れだったと思います。ミッドフィルダーやフォワードとしてプレーして、得点したり、アシストしたりすることに楽しさを感じていました。
小学校4年生の時に出身地の茨城に戻り、柏レイソルのセレクションに合格。それから高校までは、柏レイソルの下部組織でプレーしていました。

——指導者の教えで今も記憶に残っていることはありますか？

柏レイソルの下部組織で指導を受けた石川健太郎コーチの教えが今も記憶に残っています。
石川コーチはサッカーの技術面はもちろん、礼儀やマナーに厳しい人でした。あいさつや、話をしている人の目を見ることなどには特に厳しく、コーチが話をしている時、コーチの後ろを通る人などを目で追っていると「いま誰がしゃべっているんだ？」と注意されました。当時教えていただいたことは今も自分の礎になっています。

保護者の皆さまには、お子さまが元気にあいさつできるようになることや、礼儀を身につけることを期待してスクールに通わせていただいていると思います。あいさつや、話をする時は相手の目を見ることの大切さは、スクールで教えている子どもたちにも伝えていきたいです。

——サッカーを通じて得た「強み」は何ですか？それをどのように今後の仕事に活かしていきたいですか？

広い視野でサッカーを見られることが「強み」だと思っています。
試合で点を取られてしまった時には、点を取られたシーンに目が向きがちですが、その前や、前の前のプレーに原因があるかもしれない。子どもがより広い視野で試合を見られるような声掛けをしています。

また、プロサッカー選手になってからは、ベンチにいる時間や、メンバーから外れることも経験してきました。試合に出られなかった子どもや、活躍できなかった子ども、自分がキーパーをしている間に点を取られてしまった子どもに寄り添う声掛けも大切にしたいです。
自分が指導した子どもが、中学生や高校生になった時、リベルタで太田先生に教わってよかったなと思ってもらえることが目標です。

——新しくチャレンジする人へメッセージをお願いします！

新たなチャレンジには不安がつきものですが、それでもやってみることが大切だと思います。やってよかったことなのか、やらなくてもよかったことなのかは、やってみて初めてわかること。私がこれまで挑戦してきたことは、やってよかったと思うことがほとんどですし、やらなくてもよかったことも、自分の経験としてプラスになっています。失敗を怖がることなく、一歩踏み出してみましょう！

プロフィール

太田 徹郎
1989年7月2日生まれ。茨城県出身。小学校から高校まで柏レイソルの下部組織にてプレーし、2008年にモンテディオ山形でプロのキャリアをスタート。2013年に柏レイソルに加入。他クラブでプロ選手となった柏レイソルのアカデミー出身選手で初めて柏レイソルへ復帰した選手となった。

《選手歴》
2008年 – 2012年 モンテディオ山形
2013年 – 2016年 柏レイソル
2017年 　　　　 サガン鳥栖
2017年7月 – 同年12月 モンテディオ山形（期限付き移籍）
2018年 – 2019年 ラインメール青森FC