ニュースリリース
2021.10.29日本最大級のスポーツスクール運営企業リーフラス、 小学校向け「運動教育プログラム」を提供 新体力テストの記録が前年比30%アップ ~子どもたちの運動能力が改善~
リーフラス株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:伊藤 清隆、以下:リーフラス)は、産学連携でコロナ禍における子どもの体力低下解消を目的に、新体力テストを活用した運動教育プログラムを東京都立川市立第一小学校へ提供し、新体力テストの記録向上(前年比30%アップ)や運動能力の改善、運動への意識の変化がありました。
■実施結果/効果
①新体力テストの記録が約30%アップ
各学年男女別で競技ごとに東京都平均値と測定結果を比較し、東京都平均値以上の競技種目が約30%増加しました。「長座体前屈」「反復横跳び」「立ち幅跳び」に関しては全学年で東京都平均値以上の測定結果となりました。
②運動に対する大きな意識の変化
新体力テスト測定実施に向けた事前講義を受講した1~6年生426名へのアンケート調査では、「授業でカラダを動かすことが楽しかったですか?」の質問に対して、96.3%が「とても楽しかった」「楽しかった」と回答しました。
下記の調査は新体力テストに特化したプログラムに関することですが、運動やスポーツに対する興味関心、好感度にも一定の効果があったと捉えています。
〈調査の趣旨〉
プログラムを受講した児童に対し、新体力テストに関する意識調査を行いました。
〈調査方法〉
対象:該当小学校の1~6年生(426名)
方法:記述式によるアンケート(4つの設問)
〈調査報告〉
・4つの設問に対する結果
「Q1:授業でカラダを動かすことが楽しかったですか?」の質問に対して、96.3%が「とても楽しかった」「楽しかった」と回答
「Q2:新体力テストが楽しみになりましたか?」の質問に対して、89.0%が「とても楽しみ」「楽しみ」と回答
「Q3:新体力テストの目標を決めたいと思えましたか?」の質問に対して、92.9%が「とても思えた」「思えた」と回答
「Q4:新体力テストで友だちを応援しようと思えましたか?」の質問に対して、97.6%が「とても思えた」「思えた」と回答
■実施背景
子どもの運動能力や体力低下は近年、課題視されております。
さらに、昨年からの新型コロナウイルスの影響による外出自粛で、身体を動かす機会は激減し、子どもの運動能力や体力低下、体重増加など健康への悪影響に直面しております。
子どもの体力の低下は、将来的に国民全体の体力低下につながり、生活習慣病の増加やストレスに対する抵抗力の低下などを引き起こすことが懸念され、社会全体の活力が失われるという事態に発展しかねません。
課題解決のためには、学校教育の中でリーフラスのリソースを活用することが重要であると考え、該当校をはじめとした複数校と連携し、新体力テストを活用した運動プログラムの提供に至りました。
〈昭和39~43年度・令和元年度各テスト項目別加齢に伴う変化の推移〉
https://www.mext.go.jp/sports/content/20201015-spt_kensport01-000010431_1.pdf
(スポーツ庁「令和元年度体力・運動能力調査の結果について」より参照)
■取り組み内容
事前プログラムと当日プログラムの2日間にわたってプログラムを提供しました。
〈事前プログラム〉
- 児童に向けたプログラムの動画を配信(新体力テストの記録向上ポイント)
新体力テストへの苦手意識や理解不足を解消するため、動画情報の配信や事前講義を実施し、「体を動かす楽しさ」を学んでもらいました。動画はYouTubeにアップロードすることにより、自宅でも児童が確認でき、親子で楽しく練習できる動画となっています。
動画サービス:https://bit.ly/2RyrfWK YouTubeで動画公開中 ※「リーフラス_スポーツラボ」で検索
- 全校生へ新体力テスト測定実施に向けた事前講義
全校生徒向けに新体力テストに向けた記録アップポイントや自宅トレーニング方法、心構えなどを講義しました。
- 教職員と連携した目標設定シートの活用
事前に個別の目標設定シートを作成し、目標に対して努力することの大切さやチャレンジすることの楽しさを醸成しました。
シートがあることで目標を意識したり、友達や親と話をするキッカケが生まれ、結果的に運動について考える機会が増えることになりました。東京都の平均値を仮想ライバルと設定し、学年全体でライバルを超えられるように意識してもらうことで、測定当日はお互いを応援し合う光景がみられました。クラスメイトや友達と競うのではなく、周りとともにチャレンジし、自分の目標に挑むという意識により、自然とクラスメイトを応援し合うような雰囲気が生まれました。
〈新体力テスト当日〉
- 新体力テスト測定当日のサポート
新体力テスト測定当日は、測定前に記録アップポイントや事前準備について確認し測定サポートをしました。
■プログラムの特徴
一般的な新体力テストの記録向上だけでなく「体を動かす楽しさ」「自分と向き合う大切さ」「仲間と支え合う喜び」の3つを重要な教育要素として設定した非認知能力が高まる弊社独自プログラムです。非認知能力が高まることで、運動に対する主体性が生まれ、学校生活で自然に運動能力が高まる仕組みと環境を構築しました。
■今後について
今回、産学連携によって生まれる学校教育での新たな価値と、その可能性の高さを感じることができました。また、新体力テスト以外にもパラスポーツ体験やキャリア教育など、様々な民間の教育プログラムを導入したいとのご相談を頂戴しております。今後も積極的に産学連携を推進していきたいと思いますので、ご希望される方はお気軽にご連絡をいただければと思います。