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2021.07.07コロナ禍における子どもの運動能力および体力低下を解消 学校への運動教育プログラムの提供開始 ~新体力テストが楽しみになる3つの取り組み~

リーフラス株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:伊藤 清隆、以下:リーフラス)は、産学連携でコロナ禍における子どもの体力低下解消を目的に、新体力テストを活用した運動教育プログラムを東京都立川市立第一小学校へ提供いたしました。今後もご希望をいただいている複数校へ実施を予定しています。

■実施背景
子どもの運動能力や体力低下が近年、課題視されております。
さらに、昨年からの新型コロナウイルスの影響による外出自粛で、身体を動かす機会は激減し、子どもの運動能力や体力低下、体重増加など健康への悪影響に直面しております。
子どもの体力の低下は、将来的に国民全体の体力低下につながり、生活習慣病の増加やストレスに対する抵抗力の低下などを引き起こすことが懸念され、社会全体の活力が失われるという事態に発展しかねません。
課題解決のためには、学校教育の中でリーフラスのリソースを活用することが重要であると考え、該当校をはじめとした複数校と連携し、新体力テストを活用した運動プログラムの提供に至りました。

〈昭和39~43年度・令和元年度 各テスト項目別 加齢に伴う変化の推移〉
https://www.mext.go.jp/sports/content/20201015-spt_kensport01-000010431_1.pdf
(スポーツ庁「令和元年度体力・運動能力調査の結果について」より参照)

■取り組み内容
〇提供プログラム
一般的な新体力テストの記録向上だけでなく、「体を動かす楽しさ」「自分と向き合う大切さ」「仲間と支え合う喜び」の3つを重要な教育要素として設定し、2日間にわたってプログラムを提供しました。

〈体を動かす楽しさを感じる〉
新体力テストへの苦手意識や理解不足を解消するため、動画情報の配信や事前講義を実施し、「体を動かす楽しさ」を学んでもらいました。動画はYouTubeにアップロードすることにより、自宅でも児童が確認でき、親子で楽しく練習できる動画となっています。

●児童に向けたプログラムの動画を配信(新体力テストの記録向上ポイント)
  

動画サービス:https://bit.ly/2RyrfWK YouTubeで動画公開中 ※「リーフラス_スポーツラボ」で検索

●全校生へ新体力テスト測定実施に向けた事前講義
  


〈自分と向き合う大切さを感じる〉
事前に個別の目標設定シートを作成し、目標に対して努力することの大切さやチャレンジすることの楽しさを体感することを目的としています。
シートがあることで目標を意識し、友達や親と話をするきっかけが生まれ、結果的に運動について考える機会が増えることになります。

●教職員と連携した目標設定シートの活用
 


〈仲間と支え合う喜びを感じる〉
東京都の平均値を仮想ライバルと設定し、学年全体でライバルを超えられるように意識してもらうことで、測定当日はお互いを応援し合う光景がみられました。
クラスメイトや友達と競うのではなく、周りと共にチャレンジし、自分の目標に挑むという意識により、自然とクラスメイトを応援し合う雰囲気が生まれます。

●新体力テスト測定当日のサポート
  

○取り組みによる効果
新体力テスト測定実施に向けた事前講義を受講した1~6年生426名へのアンケート調査では、「授業で体を動かすことが楽しかったですか?」の質問に対して、96.3%が「とても楽しかった」「楽しかった」と回答しています。
下記の調査は新体力テストに特化したプログラムに関することですが、運動やスポーツに対する興味関心、好感度にも一定の効果があったのではないかと感じています

〈調査の趣旨〉
プログラムを受講した児童に対し、新体力テストに関する意識調査を行いました。

〈調査方法〉
対象:該当小学校の1~6年生(426名)
方法:記述式によるアンケート(4つの設問)

〈調査報告〉
・4つの設問に対する結果

「Q1:授業でカラダを動かすことが楽しかったですか?」の質問に対して、96.3%が「とても楽しかった」「楽しかった」と回答
「Q2:新体力テストが楽しみになりましたか?」の質問に対して、89.0%が「とても楽しみ」「楽しみ」と回答
「Q3:新体力テストの目標を決めたいと思えましたか?」の質問に対して、92.9%が「とても思えた」「思えた」と回答
「Q4:新体力テストで友だちを応援しようと思えましたか?」の質問に対して、97.6%が「とても思えた」「思えた」と回答

  

 

○今後について
今回、産学連携によって生まれる学校教育での新たな価値と、その可能性の高さを感じることができました。
また、新体力テスト以外にもパラスポーツ体験やキャリア教育など、様々な民間の教育プログラムを導入したいとのご相談を頂戴しております。
今後も積極的に産学連携を推進していきたいと存じますので、ご希望される方はお気軽にご連絡をいただければ幸いです。